[第5回] 英語パワー(2) 広がるオンライン家庭教師 中国語・スペイン語のサービスも模索 「オンライン・チューター(家庭教師)」の呼び名で伸びている新ビジネスがある、と聞き、取材に出かけた。インド南部のバンガロールにある「チュータービスタ」がその最大手である。インドをまるで「世界の家庭教師センター」のように仕立てあげた原動力は、インターネットと、したたかな起業家精神、そして英語力だ。 米国など地球の反対側にいる生徒たちとパソコンや電話でやりとりする教師たち=バンガロールで、竹内幸史撮影 住宅街の何気ない4階建てビルの中に入ると、約200人の社員がヘッドフォンをつけるなどしてパソコンに向き合っていた。ここでは、入会の案内とカウンセリング、家庭教師の体験レッスンをしている。実際の家庭教師は、バンガロールやデリー、チェンナイ、ムンバイ、コルカタなどインド各都市にいて、自宅にパソコンと電話を設置