閉じる 記事へのアクセス数のほかフェイスブックやツイッターでのシェア回数、メールをもとにWSJ日本版で注目を集めている記事をランキングにまとめています
スウェーデンのウェブホスティング会社PRQは、『スター・ウォーズ』に出てくる悪党の巣窟モス・アイズレーのインターネット版か、言論の自由の闘士をかくまう地下シェルターのどちらかだ。PRQは、事実上誰にでもサーバーを貸し出し、サイトの管理・運用を請け負うからだ。相手がチェチェンの独立派武装勢力だろうと、小児性愛者の支援組織だろうと、アフガニスタン戦争に関する機密暴露で注目を集めた内部告発サイト、ウィキリークスだろうとお構いなし。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)専門のオンライン誌マシャブルが先週書いたように、PRQは徹底した秘密主義を貫くスイスの銀行にそっくりだ。 PRQの信条はスイスの銀行と同じく、プライバシーと秘密を「無限に」厳守すること。同社は04年、情報公開社会に道を拓くインターネットを信奉する少数の活動家たちによって設立され、「どこからどう見ても遺法」な商売のぎりぎり一
グーグルは、ロサンゼルス市政府にグーグル・アップスの導入をすませるはずだった6月30日の納期を守れなかった。グーグル・アップスはネット上でメールや文書管理などのソフトを提供するクラウドベースのサービスだが、極秘の捜査情報を扱うロサンゼルス市警がセキュリティ上の懸念を示し、それに応えられなかったためだ。 この不名誉な事実をグーグルが渋々と認めたのがつい昨日のこと。ところが早くも今日は、納期遅れの原因となったセキュリティ上の問題を解決する新製品の投入で反転攻勢に出た。 グーグルが7月27日に発表した「グーグル・アップス・フォー・ガバメント」は、企業向けのパッケージと大差ないが、セキュリティを強化した。具体的には、公共部門の顧客のデータを蓄積するサーバーを民間企業向けのサーバーと切り離した。政府の機密情報が、セキュリティの弱いクラウド上のデータに紛れ込むことはないと保証するためだ。グーグル幹部は
米軍コンピューター網の防衛を任務とする「サイバー司令部」が21日、ワシントン近郊のフォートミード陸軍基地(メリーランド州)で立ち上がった。規模は約1000人。中国などが発信源とみられる不正アクセスが昨年に急増し、危機感を募らせたゲーツ国防長官が設置を決めた。国家機密の流出や国際テロ組織による「サイバーテロ」にも備える。ゲーツ長官は同日、初代サイバー司令官にキース・アレグザンダー陸軍大将が就任し
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