6月3日、中国の人口の男女比格差にわずかながら改善の兆しがみられたことが分かった。写真は中国の新生児たち。2008年8月撮影(2010年 ロイター) [北京 3日 ロイター] 中国の人口の男女比格差に、わずかながら改善の兆しがみられたことが分かった。李斌・国家人口計画生育委員会主任が3日、政府のウェブサイトで明らかにした。 2009年の中国での新生児の割合は、女児100人に対して男児が119.45人。08年は同120.56人で、数年ぶりに差が縮まった。 出生時の自然な男女割合は女児100人に対し男児105人程度とされるが、中国では人口増抑制のため約30年前に導入されたいわゆる「一人っ子政策」の影響で男女比の差が開いた。中国社会科学院の昨年の発表によると、2020年には結婚適齢期の男性2400万人以上が結婚相手を見つけられない可能性がある。 李主任は、確実に格差が縮まるにはあと何年もかかると