「ゲーム中毒」深刻化=中学生が母親殺害−韓国 「ゲーム中毒」深刻化=中学生が母親殺害−韓国 【ソウル時事】韓国南部の釜山で最近、オンラインゲームのやり過ぎをとがめられたことに激高した中学3年の少年が、母親を絞殺し、自らも命を絶つ事件が起きた。ネット先進国といわれる韓国では、青少年の「ゲーム中毒」が深刻な社会問題となっており、対策が求められている。 韓国メディアによると、少年は幼いころからオンラインゲームにのめり込み、銃や剣を使うゲームを好んでいた。母親を殺害後、「コンピューターのことでお母さんとけんかをし、興奮してしまった」との遺書を残し、首をつった。同国では今年2月にも20代の男性が同様の理由で母親を殺害している。 行政安全省傘下の情報化振興院によれば、同国青少年(9〜19歳)の12.8%に当たる93万8000人が「ネット中毒」で、このうちの大部分が「オンラインゲーム中毒」とされる。