日本には脅威 関税撤廃で韓国車の競争力はさらに高まる Seokyong Lee-Bloomberg/Getty Images 今月アメリカと自由貿易協定(FTA)の最終合意にこぎ着けた韓国。EUに続いてアメリカとも締結の見通しが立ったことで、韓国は世界最多の45カ国とFTA合意したことになる。 最も注目されるのがアメリカへの乗用車輸出にかかる関税だ。FTA発効後も5年間は現行の2・5%が適用されるが、その後は撤廃される。このほか液晶テレビを含む電気製品など、アメリカ向け輸出品の95%以上の関税が5年以内になくなる。 焦りを感じているのはライバル日本の自動車メーカー。アメリカ市場の先月の新車販売台数で、韓国の現代自動車は前年比45%増となる4万台余りを売り上げ6位。トヨタやホンダには及ばないが、5位の日産には迫る勢いだ。5年後、韓国車の競争力はさらに増すことになる。 農家の反発が強いのは韓国