発電時に二酸化炭素(CO2)を出さない太陽光発電などの自然エネルギーをフル活用することで、生活時に住宅から出るCO2を差し引きゼロ、あわよくばマイナスに-。そんな夢のようなエコ住宅をミサワホームが開発し、今年度内をめどに売り出す。 新設住宅着工戸数がピーク時の半減以下となる80万戸まで落ち込み、今後も少子化で回復が見込みにくい中、環境をテコに他社と差別化しシェアアップにつなげる狙い。同業他社も続々と同様の住宅開発に名乗りをあげており、将来はCO2ゼロ住宅が主戦場となりそうだ。 「エポックメーキングなこの住宅には“すごい”という声ばかり寄せられている」 CO2ゼロ住宅の開発を指揮したミサワ・ホーム商品開発部第一設計グループの石塚禎幸マネージャーは、自社の究極の環境配慮型住宅のでき映えに胸を張る。 同社は昨年11月、東京都杉並区にCO2排出が差し引きゼロとなる住宅の試験棟「エコフラッグシップモ