[カラカス 24日 ロイター] ベネズエラの国営コーヒーチェーンが、社会主義の長所と資本主義の欠点を理解してもらおうと、2つの価格の提示を始めた。 カラカス中心部にある「カフェ・ベネズエラ」では、ラージサイズのコーヒーが「社会主義価格」で2.5ボリバル(約48円)だが、「資本主義価格」ならば5ボリバルと表示されている。 このアイデアは、ベネズエラの人々に安価でコーヒーを飲んでもらうと同時に、チャベス大統領率いる左派政権を支持してもらうのが狙い。 カフェの客の大半は、コーヒーが安くなるのなら嬉しいと歓迎しているが、高いインフレ率などベネズエラの深刻な経済問題を隠す小細工でしかないという批判の声も挙がっている。