今イチ元気がない、やる気に乏しい、といわれる若者に、今何が求められているのか――。ベストセラー『女性の品格』の著者で昭和女子大学学長の坂東眞理子さんに、創刊4周年を迎えたインターネットメディア「J-CASTニュース」編集長大森千明がインタビューした。 大森 昔の大学生に比べて、変わったと感じるのはどんなところですか。 坂東 まず思い浮かぶのは、本を読まないことですね。情報源はインターネットや携帯電話が中心で、活字よりも映像に関心があるので、先生たちは授業でグラフや映像を活用しています。それにしても、今の若者は基礎知識や情報量が少なく、驚かされることが多い。身の回りの人間関係に気をつかうが、関心の範囲が狭い。 「僕マザコンです」と平気で言う大学生 具体的には、海外に行きたいという若者が確実に減っていることです。心地よい環境から足を踏み出したくないという気持ちの現れなのでしょうね。外国に行けば
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