リンクやナビゲーションのラベルで用いられる、曖昧なcall-to-actionの動詞、不必要な並列表現、会話的な口調は混乱を招く。代わりに、情報の匂いの強いラベルを採用しよう。 3 Common IA Mistakes (that Are All Due to Low Information Scent) by Page Laubheimer on April 16, 2023 日本語版2023年9月8日公開 かつてヤコブ・ニールセンは言った、「わからないものをクリックするには人生は短すぎる」と。この言葉は、ユーザーがナビゲーションカテゴリーに対して取りがちな行動をよく言い表している。つまり、ユーザーはクリックする「前に」そのカテゴリーをクリックするとどこに行けるのかが明確でないかぎりクリックしない。もちろん、リンクがどこにつながっているのかを知りたくて試してみるユーザーも「一部」いるが、
ユーザーの概念カテゴリーのメンタルモデルは、思っているほど厳密ではない。例外ページはより大きな親カテゴリー内に少数だけ置くことにして、不要なサブカテゴリーを作らないようにしよう。 How to Handle Category Outliers in Your IA by Page Laubheimer on October 17, 2021 日本語版2022年4月21日公開 Webサイトやアプリの情報アーキテクチャの構築に携わったことがある人なら、少し厄介な要素に遭遇したことがあるのではないかと思う。その要素とは、そこに収容されるのが自然に感じられる居場所が複数あったり(ポリヒエラルキー)、1つのカテゴリーに「ゆるく」収まっているものだ。そして、そうした状況にどのように対処するか迷って、その半端な要素のために専用のサブカテゴリーを作成するべきか、それとも「何となく」属しているカテゴリーに入
こんにちは。GMOペパボ株式会社でCDO(Chief Design Officer)を務めている小久保浩大郎 a.k.a. kotarok です。CDOというのはまあ役職の話なのですが実務者としてはIAという領域を得意としています。ということでIAの話です。Information Architectureですよ。Artificial Intelligenceの方ではありません。 ペパボでは隔月でデザイナーの社内勉強会「Designer's MTG(通称デザミ)」を行っており、先日はIAをテーマに開催しました。今回から数回に渡ってそこで話された内容をダイジェストでお届けしたいと思います。と言っても実はIAをテーマにしたデザミは今回が2回目だったりします。前回の模様やデザミ自体の取り組みも記事になっております。 そんな2回目のIA回はテーマを具体的に「わかりやすさを作るIA」としました。私自身
デザインにもある『負債』 作ってから指標を考えるのではなく、何を計測すべきか事前に決めたほうがデザインがしやすくなります。作る目的がハッキリしますし、目的に沿った デザインフィードバックができるのもメリットです。 プロダクト / サービスの成長のためには、適切な指標をもつことが必須です。しかし、すべての施策が計測できるわけではないのが悩ましいところです。例えば「ボタンの一貫性を整える」といった施策に取り組んだところで、クリック率は上がらないですし、ユーザーテストをしても判断が難しい場合があります。 だったらすぐにユーザーインパクトのある施策をしたほうが良いということになって後回しになりがち。こうした『しっかり考えて作ったほうが良いけど、優先順位が落とされてしまう施策』はたくさん眠っています。他にも大事なことがあるのは間違いありませんが、放置しておくとだんだんプロダクトの『負債』が溜まってい
しばらく前に、UX Boothのエディターの1人であるAmy Grace Wells氏が、次のような記事のアイデアを持ち込んできました。 「学習しやすさ」、「探しやすさ」、「発見しやすさ」、そして「見つけやすさ」について説明、比較、対比して、それぞれがUXにどのような影響を与えるかについての記事を書いたらどうでしょう? 私は考え込んでしまいました。というのも、これらすべての要素が相まって良質なユーザー体験ができあがるということを、たった1本の記事でどう説明できるでしょうか。これはひとつひとつが、現代のUXデザインの生業と捉えてもよく、大抵の人は、この中の1つに自分のキャリアをすべて費やすようなものなのです。それなのに私は、信用あるメディアであるUX Boothで、これらすべてについてのHow to記事を書くように依頼されたのです。 私は数ヶ月の間考え続けて、いくつかメモを書きつけ、あとはイ
公開日 : 2018年7月29日 カテゴリー : ユーザビリティ / 情報設計 (IA) サイト共通ナビゲーション (グローバルナビゲーションやローカルナビゲーション) は、ウェブサイト全体または特定のコンテンツカテゴリーのアバウトネスを瞬時に伝え、ユーザーの情報探索行動を支援するはたらきがあります。ウェブサイト設計において不可欠な機能と言えますが、だからと言って「サイト共通ナビゲーションで導線を用意してさえいれば、それで十分」というわけではないかもしれません。 実際、ユーザビリティテストをしていて見られたケースをご紹介します。 例1 : シリーズに含まれる個別商品へのリンク 商品情報サイトで、商品の「シリーズ」(特定のコンセプトでまとめられた、複数商品群のグループ) を紹介する概要ページがあります。その概要ページの本文には、当該シリーズを構成する個別商品に関する簡単な説明がありますが、各
A.C.O.では定期的にイベントをやっています こんにちは、A.C.O. Journal編集部です。A.C.O.では定期的に「A.C.O. JAM」という、全社員が参加するイベントが開催されます。 社内の情報を可視化し、カルチャーを活性化させるという目的のもと、2ヶ月に一度開催されています。 11月のイベントでは、A.C.O. Journal活動報告、7月にジョインした新入社員からの自己紹介プレゼンと、A.C.O.ブランディング活動の報告、組織づくりの取り組みと報告、COOの満尾より業績についての共有、社長からの今後の展望の話がありました。当日はSli.doというアプリを使って、発表内容についての質問やコメントがリアルタイムで行われます。毎回お菓子やお酒を楽しみながら、とても盛り上がります! 今回は11月のA.C.O. JAMの様子をレポートしたいと思います! #1 A.C.O. Jour
UX Movementの著者、編集長。明快で効果的なデザインを愛し、ユーザのために日々奮闘しています。 メールアドレスは、もっとも間違いやすいフォームフィールドの1つです。 入力データにはさまざまな種類の文字による長い文字列が含まれているため、間違って入力してしまいがちです。これにより、ユーザーが間違ったメールアドレスを送信する可能性があるのです。 メールアドレス確認の問題 デザイナーは、メールアドレスの確認フィールドを追加することで、間違ったメールアドレスの送信を防ぐことができると考えています。メールアドレスの確認フィールドの追加で誤送信を何件か防ぐことはできるかもしれませんが、必ずしもすべてを防ぐことができるというわけではありません。 多くのユーザーは、メールアドレスの入力内容をコピーして、確認フィールドに貼り付ける傾向があります。これでは、ユーザーが間違ったメールアドレスを貼り付ける
公開日 : 2018年2月1日 カテゴリー : アクセシビリティ / ユーザビリティ / 情報設計 (IA) ウェブサイトやアプリケーションのナビゲーションメニューの一形態として、「ドロワー (drawer)」と呼ばれるものがあります。「引き出し」という意味の名称ですが、その名のとおり、ユーザーのトリガー (ハンバーガーアイコンを押すなど) によってメニューを引き出す (多くの場合、横から引き出され、メニューは縦長のリストとして提示される) というインタラクションです。「オフキャンバスメニュー (off-canvas menu)」と呼ばれることもあります。 ドロワーは、Google 系の各種アプリ (†)、Slack、Feedly、Amazon など、多くのアプリで採用されています。メニュー項目が多くても縦方向のスクロールで吸収できる (横スクロールを引き起こさずに済む) 点が、サイトやア
本日、7月31日をもって15年間在籍したネットイヤーグループを退職することになりました。 2002年に、所属していた制作会社が吸収され移籍したときから、渋谷・溜池・銀座と場所は変わりましたが、同じ空間を共有してきたことを思うと、大変感慨深いです。 このあまりにも長い時間を思うと、ブログだけで簡潔に表現することは難しいですが、この15年間のネットイヤーグループでの経験を誇りに思い、胸に秘めてこの先前進していきたいと思っています。 本当にありがとうございました。 15 Lessons on Netyear as IA/UX Designer 15 Lessons on Netyear as IA/UX Designer (SpeakerDeck) この15年間で得たことを心得としてまとめてみました。この中の一つでも気に留まるものがあれば幸いです。 #1 output/アウトプットする アウトプ
公開日 : 2017年7月12日 カテゴリー : ユーザビリティ / 情報設計 (IA) グローバルナビゲーションは、ウェブサイト全体を網羅するナビゲーション機能として、重要な意味を持ちます。多くのサイトでは、サイト共通ヘッダーに表示され、サイト内のどのページにいても容易にアクセスできるようになっています。 しかし大規模なサイト (来訪するユーザーのゴールが多種多様で、その利用文脈の中でサイト内の別カテゴリーのコンテンツに遷移するというシナリオがあまり考えられないサイト) では、グローバルナビゲーションが必要とされるシーンというのは、そう多くないかもしれません。以下、いくつか例を挙げてみます。 コーポレートサイトで、たとえば IR 情報を見ている個人投資家にとっては、その文脈で新卒採用情報を見ることは稀。 eコマースサイトで、あるカテゴリーの商品 (たとえば書籍) を探している人にとっては
トップページに社内事情を持ち込んではいませんか? 企業サイトリニューアルの際、トップページの構成をめぐって部門間の調整に悩まされたことのある人は少なくなくないでしょう。IR部と広報部によるニュース枠のファーストビュー紛争、CSR部とブランド部のスライドショー掲載順合戦、宣伝部とブランド部のメインバナー争奪戦など、トップページは領土紛争が多発しやすいページですよね。 泥沼の戦いになる前に、領土の交換や分割などして合意にこぎつけられれば、平和が訪れることでしょう。さぁこれで、妥協を重ね、目標を忘れ、ユーザ目線に目をつぶって、トップページ平和条約が結ばれましたね。関係者一同ホッと胸をなでおろします。 いやいやちょっと待って下さい。そんなトップページをみた訪問者からは、あなたの会社はどう思われるでしょう?「なんだか色々あるけど、本当に伝えたいことはよくわからないな・・・」こんなふうに思われても仕方
Imagine arriving at a foreign airport with no navigational signage around you. You will get terribly lost. A well-designed wayfinding system helps us navigate a new environment in order to answer the following questions: Where am I?What’s here?Where else can I go?Information architecture (IA) is essentially a mental wayfinding system. It helps to answer above 3 questions by arranging information t
フロントエンドからの影響 昨年開催されたワークショップ「パターンラボ – 柔軟性と拡張性をデザインに取り込む方法」をはじめ、記事やイベントを通して維持・管理ができるデザインついて情報発信しています。CMS が広く普及して以来、コンテンツ配信を長く続けるための仕組み作りが模索されているものの、デザインは発展途上です。早く作る、効率よく作るまで議論されるものの、デザインをどう維持するのか、どうすれば最低限の品質を担保できるかまで発展しないことがあります。 1977 年に建築家クリストファー・アレグザンダーの著書「 Pattern Language 」で、パターンが街作りに柔軟性と拡張性を持たせると説いています。彼に異論を唱える人もいますし、街に個性が失われるという意見にも一理あります。しかし、彼の考え方が今の情報設計(IA)に多大な影響を及ぼしていることは間違いありません。情報や装いに一貫性を
インターネットの世界では、日々、数え切れないほどたくさんのコンテンツが生まれています。 しかし、Webの世界が複雑になればなるほど情報量も多くなり、ある人には使い勝手がいいホームページでも、別の人にはそうではないことも出てきます。 今回は、誰もが自分の欲しい情報を得るためにWebデザイナーが考えるべきキーワード「アクセシビリティ」について解説していきます。 「サラッとでも意識していればいいかな」という程度でアクセシビリティについて捕らえている人もいるかもしれませんが、UXを考える上でとても重要なキーワードです。今一度、この記事を読んで、改めてその大切さを感じてみてはいかがでしょうか。それでは早速確認していきましょう。 アクセシビリティとは何か? アクセシビリティに関する5つのアイデアを紹介する前に、まずは「アクセシビリティとは何か」について説明します。 LinkedInのUI/UXディレク
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