前回の「アクセシビリティを考慮したデータ・テーブルのコーディングやってますか?(基本編)」の続きで、今回はもう少し複雑なテーブルについて(の考察を)まとめてみます。具体的に言うと行と列をスパンさせる場合のコーディングのやり方です。そもそも複雑なテーブルはシンプルなものに置き換えるという考えをベースにしつつ、列をスパンさせる場合のcolgroupと、行をスパンさせる場合のrowgroup + tbodyを使ったコーディングのやり方を整理してみました。 それ、本当に役に立つの? はじめにネタばらし的に書いてしまうと、実は今回紹介するデータ・テーブルの例では、colgroupやrowgroupを使っても使わなくてもVoiceOverでの読み上げに違いがありませんでした。ググると出てくるidとheaders属性を使うやり方も試してみましたが、こちらも読み上げに変わりはありませんでした(idとhea
先日、ふと「アクセシビリティを考慮したデータ・テーブルのコーディングってどうやるんだっけ?」と、思ったのでやり方をまとめてみます。これまでもセマンティックなコーディングはしていたものの、セマンティックス以外に注意すべき点はあるのか?データ・テーブルはスクリーンリーダーでどのように読まれるのか?が気になったので、調べて整理してみました。 主にWebAIMの「Creating Accessible Tables 」とWAI Web Accessibility Tutorialsの「Table Concepts 」という2つのサイトを参考にさせてもらいました。 ちなみに、データ・テーブルとはデータを表形式で表示する以下のようなテーブルのことを言います。
この記事は Web Accessibility Advent Calendar 2015 8日目の記事です。 ヘッダーを固定した表のアクセシビリティについて、最近調べる機会があったので、その内容を報告します。 ヘッダーを固定した表とは、表のボディセルだけがスクロールし、ヘッダーはスクロールしない表のことです。 ヘッダーが行の場合はこんな感じ: ヘッダーが列の場合はこんな感じです: まず考えるべきこと 実装にもよるため一概にはいえませんが、ヘッダーを固定した表は往々にしてアクセシビリティを低下させます。 後述するように、アクセシビリティを向上させる方法はありますが、ハックに近く、推奨できる方法ではありません。 まずはヘッダーを固定しない表を使えないか検討してください。 よくある実装とその問題点 ヘッダーを固定した表でよくある実装は、ヘッダーとボディセルをそれぞれ別々のtable要素とする実装
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