額縁の中で美しく微笑み、時に艶かしくその身を横たえて、人々を虜にしてきた名画の美女達。歴史に名を残すアーティストがその鋭い審美眼で見出し、思わず作品にしてしまった永遠の美女達の魅力とは?気になるTOP5をご紹介いたします! 透き通る肌とあどけなさに心打たれる 第5位 真珠の耳飾りの少女/ヨハネス・フェルメール 『真珠の耳飾りの少女』1665年 どことなくあどけなさの残る顔立ちと、対照的に艶っぽさを感じられる眼差し。頭に巻かれたターバンから『青いターバンの少女』とも呼ばれるこの作品は、数少ないフェルメールの絵画の中でもひときわ愛好者の注目を浴びている。フェルメール・ブルーと呼ばれる美しい青もさることながら、この少女がフェルメールとどのような関係にあったのか謎に包まれている点がその理由のひとつだ。一説では愛人とも、フェルメールの娘であるとも言われているが、フェルメール亡き今真相は闇の中である。