3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/05(木) 19:14:13.59 ID:6YRpdLQV0 紬が朝の挨拶をするようなさわやかな口調で言った。 「え?」 「は?」 唯達が目を見開いて固まってしまった。 それも無理はない。 紬は梓を意図的に仲間はずれにしているのだ。 普段のおっとりぽわぽわした紬から発せられたとは 思えないその言葉に、唯達は絶句するしかなかった。 しばらく奇妙な沈黙に支配されたが、 梓の小さな泣き声が聞こえてきた。 「うっ……ひぐっ……」 声を押し殺して泣いている梓。 スカートの裾を両手でつかんでいる。 悔しそうに歯を食いしばり、閉じられた 瞳から涙がこぼれていた。 「あ、梓。泣かないで。私の分をあげるから」 見ていられなくなった澪がワッフルの乗った皿を 梓に差し出すが、泣き止んでくれなかった。 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送り