「忘れられる権利」…最高裁の「仮処分」敗訴受けた判断か 大手検索サイト「グーグル」のインターネット検索で児童買春事件の逮捕歴が表示され続けるのは人格権の侵害だとして、男性が米・グーグル社に検索結果の削除を求めてさいたま地裁に提訴した訴訟は、男性が請求を放棄する手続きをし、裁判が終了していたことが分かった。 削除を求めた仮処分申請に対し、最高裁が1月、削除を認めない決定を出したため、現時点では訴訟を続けても請求が認められる可能性は低いと判断したとみられる。この決定で最高裁は「忘れられる権利」についての言及を見送っていた。