小沢健二のギターについて書こうと思う。 1996年頃から、演奏している姿をよく目にするようになったのが、このGibson Studio Classic(Fleur dis lis model)と言う名のクラシックギターである。1996年大晦日の紅白歌合戦や、1997年夏にいいともで『指さえも』を披露したときに弾いていたのがこのギター。とてもあたたかくてよい音がする。 Fleur dis lisはフランス語でユリの花のことであるが、一般的にはアヤメ(アイリス)の花を紋様化した意匠のことで、このギターのボディの中心にある、擬似サウンドホールの形がこのフルール・ド・リス模様である。 ちょっと記憶が定かではないけど、2010年のひふみよツアーでは、『いちごが染まる』『時間軸を曲げて』の演奏に使われていた気がする。2012年の東京の街が奏でるコンサートでは、確か出番がなかったような...? 弦はナイ