歯はウロコから進化したという新たな証拠が出てきました。 米国ペンシルベニア州立大学で行われた研究によれば、恐竜と一緒に絶滅したノコギリエイに似た外見を持つ古代のエイ(I.mira)の「ノコギリ」部分の刃を調べたところ「ウロコが進化して歯になった」というアウトサイド‐イン(外から内へ)仮説を補強する結果が得られた、とのこと。 ノコギリ部分の刃は体の表面を覆う皮歯(ひし)で構成されていますが分析によって、現在のサメの歯に非常に近い構造をしていることが判明したようです。 しかし、いったいどうやってウロコが歯になったのでしょうか? 研究内容の詳細は『Journal of Anatomy』にて公開されています。