フィンテックやアグリ(農業)テック、エド(教育)テック……。世の中は猫も杓子も「××テック」流行りだ。そんな「テック」シリーズに、また1つ新しい仲間が加わった。 今年に入り、都内で「ガブテック」という聞き慣れない言葉を冠した、ユニークなイベントが相次いで開かれている。1つは、2月に神戸市が主催した「ガヴテックサミット」だ。イベントのうたい文句は「世界で注目されている行政×テクノロジーの現在を紹介」。主催者によると、3連休の中日というのに、約300人が参加した。 「行政手続きが異なると、(住所や名前など)同じ情報を何度も入力しなければいけない。行政職員ですら、いやだと思っていることを見直して簡素化できないか」 この日のサミットでは、住民が感じている行政手続きに対する日頃の不満や不平のほか、スタートアップ企業の力を借りて行政サービスを向上させた具体的な事例が報告された。1月には経済産業省が主催