最も普及するメンブレン方式 メンブレン方式は、現在売っているキーボードの多くが採用する。デスクトップパソコンに付属するキーボードもほとんどがこの方式だ。 メンブレン方式は、キーと基板の間に、シリコーンゴムなどで作られた柔らかいメンブレンシートを備える。キーを押すと内部のメンブレンシート上にあるラバーカップが押され、基板上の接点と接触することで通電し「キーを押した」と認識する仕組みだ。キーはシリコーンゴム特有の弾力を持ちつつ、柔らかい打ち心地になる。だが、構造上、キーを奥深く押す必要がある。 すべてのキーを1枚のメンブレンシートでまかなえるので、ほかの方式より構造が単純。部品点数が少ないため、その分製造コストが安い。そのためか安価な製品が多い。メンブレン方式の高級キーボードの場合、ラバーカップがキーごとに独立している製品もある。
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