先日、行きつけの眼鏡屋さんから連絡がありオーダーしていた商品が届いたとのこと。ついては実際に装着してフィッティングをしたいので手隙の時間によろしくご来店いただきたいとの旨。翌朝さっそく受け取りに向かう。 ちょうど1週間前、詳細な視力検査の末、私の右目の強度な斜位を見極めて、ひ弱な内直筋をサポートするためのプリズムレンズを処方してくれた腕利き店長のKさんが、今回もこちらが根をあげるほどの徹底ぶりで丁寧にフィッティングをしてくれた。 遠近両用と近々用にしつらえた2本の眼鏡のそれぞれにたっぷり時間をかけ、頑固な職人よろしく私の顔面の前後左右および側頭部における傾きを舞台役者みたいな同作で一つ一つチェックし、専用工具で確実にパーツを手直ししながら顔と眼鏡との理想的な一体感を作り上げていく。実際、私の顔の造作のあらゆるバランスの悪さを全て眼鏡側のフレキシビリティで包容させようってんだからそれはそれは