【米国・ニュージャージー州イーストラザフォード12日(日本時間13日)発】当地のIZODセンターでストライクフォース(SF)「ヒョードル対シウバ」戦が行われ“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル(34)は、アントニオ・シウバ(31)に2R終了TKOで敗れ「SFワールドGPヘビー級トーナメント」初戦で姿を消した。顔面に大ダメージを負ったヒョードルは試合後、引退を電撃表明。世界の頂点を極めた男の突然の決断に、格闘界は衝撃に包まれた。 シウバ戦で顔面崩壊のTKO負け その瞬間は突然、訪れた。シウバの猛打に顔面の右半分が崩壊してしまったヒョードルは「もう去る時が来たのかもしれない。もしかしたらこれが最後。自分の時が終わったのかもしれない。これまでありがとう」と宣言。1万1287人で埋まった会場は騒然、悲鳴に似た声が上がる。だが失意の皇帝は感慨にふけることなく、クルリと金網に背を向けた。 ま