中国の大手チャットサイトなどで満州事変80周年の18日に日本の政府機関にサイバー攻撃を行うよう呼びかけがあり、人事院など3機関のウェブサイトが一時、閲覧しにくくなったことが19日、警察庁の調査でわかった。 中国の大手検索サイトの掲示板でも、日本の金融機関や民間企業を攻撃対象として書き込まれ、地方自治体の外郭団体のHPが「China-Hack・愛国同盟」というタイトルの中国語のページに改竄(かいざん)されたことも確認された。 警察庁によると、チャットサイト「YYチャット」などで攻撃呼びかけがあったのは12~18日。警察庁など約10の政府機関が挙げられ、複数のパソコンから大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)攻撃」とみられるアクセスが確認された。 このうち、人事院や政府インターネットテレビ、政府広報オンラインのサイトで17日夜~18日夜、最大2時間余りにわたり閲覧しにくい状態になった