将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)は大阪市福島区の関西将棋会館で31日に指された第90期棋聖戦1次予選準決勝と決勝を連勝し、初の2次予選進出を決めた。準決勝は村田顕弘六段(32)を101手で、決勝は今泉健司四段(45)を107手で降し、デビュー以来の通算成績は97勝17敗になった。2次予選の初戦は大石直嗣七段(29)と対戦する。 決勝は7月に放映されたNHK杯戦で苦杯をなめた相手。藤井の居飛車に今泉は四間飛車で対抗した。馬を作ってから藤井ペースになり、最後は今泉に有効な手段がなくなり投了となった。