去る8月26日から31日までの6日間、日本列島は記録的な豪雨に見舞われた。奇しくも「甘く見るな! 猛烈な『ゲリラ豪雨』から身を守る方法」という記事が掲載されて6日後のことだ。結果的に多くの方が記事を読んでくれたことは、筆者としてうれしいことではあるが、同時に豪雨の怖さを再認識する結果になった。 前回の記事では、雨が降りだす前に察知して身を安全な場所に隠すことを提案。その手段として雨や雷の警戒メールサービスや、リアルタイムで降雨状況を確認できるアメダスサイトの活用法を紹介した。しかし、8月末のような豪雨において、この方法は必ずしも最善とは言えなくなってしまった。なぜなら土砂崩れ、川の氾濫などによって大きな被害が出たからだ。 確かに建物に避難することは大切だが、逃げ込んだ場所が安全でなければ意味はない。逃げる途中や、避難した自宅で被害に遭ってしまったら悔やんでも悔やみきれないのである。 そこで