和田勉さん死去…老人福祉施設で闘病生活 【拡大写真はコチラ】 定年退社するNHKでデスクの整理をする和田勉さん=87年5月 NHK大河ドラマ「竜馬がゆく」(1968年)や同局のドラマ「阿修羅のごとく」(79年)などで知られる演出家で元NHKディレクターの和田勉(わだ・べん)さんが今月14日午前3時17分、食道上皮がんのため川崎市の老人福祉施設で死去したことが18日、明らかになった。80歳だった。葬儀は近親者のみで済ませ、後日「お別れの会」を開く予定。妻で衣装デザイナーのワダエミ(本名和田恵美子=わだ・えみこ)さんが喪主を務めた。 ◇ ◇ 「ガハハおじさん」として親しまれた敏腕演出家が静かにこの世を去った。和田さんは08年に食道上皮がんと診断されたが、手術や延命治療を拒否。病院や老人福祉施設で闘病生活を送っていた。テレビで豪快な笑顔と周囲に遠慮なく繰り出すダジャレで笑いを誘っていた姿と