【ワシントン=柿内公輔】米IT大手のアマゾン・コムとグーグルが製品開発やサービスで激しいつばぜり合いを演じている。それぞれ小売りと検索で棲み分けてきた両社だが、競争激化で互いの得意領域を侵食。顧客の囲い込みを目指して多角化が進むIT業界の縮図となっている。 「グーグルの『クロームキャスト』の3倍の処理能力がある。大量のコンテンツも用意した」 アマゾンのラーセン副社長が胸を張るのは、2日に米国で発売した「ファイアTV」(日本での発売は未定)。インターネット経由で配信された映像をテレビで再生する機器だ。別売りのコントローラーで数千ものゲームを楽しめるサービスも始める予定で、「クロームキャスト」など同種の機器で先行する他社製品を追撃する。米ITサイト「ギズモード」は「動作が速いのに驚いた。『スマート(賢い)テレビ』が実現した」と高評価を与えた。 アマゾンとグーグルはクラウド事業でもぶつかり合う。
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