国会は「国の唯一の立法機関」(憲法)。にもかかわらず、今も開店休業状態が続く。(一部改正法案を除き)1本も新法を制定していない。ろくに仕事もせず高額の歳費をもらい続けている。 失礼な、われわれは防衛省の疑惑を追及している、と気色ばむ議員もいるであろう。野党は海自補給燃料がテロ特措法を逸脱しイラク作戦に転用されたなどと追及する。 だが、今の国会に、防衛省の法令(や倫理規定)違反を咎(とが)める資格など、あるのだろうか。 国会議員が憲法に次いで尊重擁護すべき法令は国会法。法は明記する(第百二条の六)。 「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査するため、各議院に憲法審査会を設ける」 右は「公布の日以後初めて召集される国会の召集の日」つまり今年8月7日から「施行される」はずだった