産経新聞のさかもと未明のコラムを読んだ。 【断 さかもと未明】「公正」な「偏向」 仕事でロスにいき、現地のテレビで米大統領選挙の民主党予備選の様子を見た。すると、放送局のなかなかの「偏向ぶり」というか、肩入れの仕方が面白い。 アメリカ人の友人に伝えたら、そんなのは当たり前じゃないかという。態度をはっきりさせなければ意見などいえないし、みんなどこの局が共和党よりで、どこの局が民主党よりかくらい知っている。それぞれが違った報道をするのが当然で、視聴者は両方の意見を聴いてから、自分でどちらがいいか選べばいい。なるほど…。 人種も立場も、国籍、収入も違う人々が暮らす国では、異なって当たり前の意見を主張し合った上で、最善策を投票で選ぶのが、多数の納得を得られる方式だ。メディアと視聴者の関係にもそんな取捨選択が行われている。「角を立てずに丸く収める」的な日本のメディアとは基盤が違う。 思うに日本のメデ