【ワシントン=渡辺浩生】米消費者製品安全委員会(CPSC)は7日、カナダの玩具メーカーが販売した中国製の人気ビーズ玩具「アクア・ドッツ」約420万個の自主回収を発表した。ビーズに毒性の化学物質が含まれ、誤って飲み込むと意識を失ったり、呼吸が苦しくなったりする恐れがある。2人の幼児が意識をなくして病院に運ばれた被害が報告されており、CPSCは使用中止を呼びかけている。 回収を始めたのはスピン・マスター(本社トロント)。商品は今年4月から全米で17〜30ドルで販売。水を掛けるとビーズ同士がくっついていろいろな形をつくることができる。小売り最大手ウォルマート・ストアーズでは今年のクリスマス用玩具のトップ12位に挙げられた人気おもちゃだ。 しかし、表面に「1・4−ブタンジオール」という工業用溶剤が使用されており、体内に摂取すると麻薬のように中枢神経を抑制する毒性がある。同社はカナダでも自主回収す
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