24日午前9時ごろ、神奈川県横須賀市役所で、人事異動を拒否している市港湾部の男性主任(40)が人事課長(51)と異動をめぐって押し問答になり、転倒した人事課長が病院に救急搬送されるトラブルがあった。横須賀署は傷害の疑いで主任から事情を聴いている。 市人事課によると、主任は、昨年4月1日付で発令された港湾部への異動に従わず、市民部にそのまま8カ月以上にわたり居座ったとして先月21日に停職1カ月の懲戒処分を受けた。24日は懲戒期間を終えて初の登庁日だったが、主任は港湾部ではなく市民部に出勤したため、人事課長らが異動内容に従うよう説得。もみあいになった人事課長が転倒したという。 主任は朝日新聞などが「異動内容に従わないのか」などと尋ねたのに対し、「答えられない」と話した。