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【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンからの報道によると、強権的な支配を続けるバシル大統領が8日、地方などでフェイスブックなどインターネットの利用を奨励する趣旨の発言をした。ただし、自身の支持者に限るとしており、ネットを駆使し始めた反政府派に対抗させる狙いがあるとみられる。 バシル氏は、自身の影響が強い北コルドファン州の電力供給施設の開所式で、電力供給を(バシル氏の支持者が多い)地方へ広げることを検討するよう職員らに指示した。そうすれば、地方に多いバシル支持の若者らがコンピューターやインターネットを使えるようになるからだという。 フェイスブックやツイッターによるネット上の情報共有は、チュニジアやエジプトなど、アラブ諸国の市民の民主化要求で中心的な役割を果たしてきた。スーダンでも、首都ハルツームなどの学生らが1月、フェイスブックを通じて反政府デモを始めたが、警察の鎮圧でほぼ失敗に終わっている。
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