総務省は10日、ソフトバンクモバイルに対し、携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」で、利用者が知らない間にパケット通信料が発生することが説明されていないなどとして、自動的に通信されている原因の究明と広告表示の改善を行政指導した。 同省によると、携帯電話回線を使ったデータ通信が使える設定だと、端末が自動的に通信を行っていた。 昨年秋、同省に利用者から苦情があって発覚。同省などが端末4台で調べると、メールやホームページを閲覧していなくても、パケット使用量に応じて2段階で料金が変わるプランの下限を超えて通信料が上がっていた。うち3台はパケット通信量が定額プランの上限まで達したという。 ソフトバンクは、ソフトウエアの自動更新などで通信が行われていたと見ている。同社は4月中旬以降、パンフレットの表現などを変えたが、総務省は知らない間に料金がかかった利用者に対する説明が不十分だとして指導を