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ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (114)

  • 向精神薬は心に効かない - 関内関外日記

    こんな話題を見かけた。 p-shirokuma.hatenadiary.com おれには「近代に根ざした自意識」とかいうむずかしいことは、さっぱりわからん。わからんが、向精神薬をもぐもぐべて生きている人間としてなにか言いたくなった。 おれは手帳持ちの精神障害者である。最初に医者に行ったのは、朝、身体がまったく動かなくなったからだった。強烈な希死念慮というものも煮詰まっていた時期だったが、「医者に行かなければ」と決断したのは身体の問題だったといっていい。 そして、おれの双極性障害(躁うつ病)がもたらすものといえば、やはり「身体が動かなくなる」だった。それが主だった。ついでにあるのが不安症だが、これも動悸や汗などと見なせば身体の問題だ。 とはいえ、おれは自分が精神的に病んでいる人間であると、医者に行く前からずっと思っていた。「メンヘラ」であると。薬物によって「変われる」のではないか。なにが変

    向精神薬は心に効かない - 関内関外日記
  • おれの潰れそうな会社の現状について - 関内関外日記

    寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 黄金時代の終わり。月に19万円も手取りがあったのに、これがなくなる。それどころか、会社自体が消滅してしまう。おれは失業者になって路上に放り出される。 ……と、思っていたが意外な展開を見せた。元親会社の重役に社長が「親会社の社長にこんなことを言われた」むねのメールを送ったところ、向こうで「ちょっと(親会社の)社長は黙っていてください」ということになった。 結果、親会社に対する二千万くらいの負債は帳消し、関係は解消ということになった。むろん、赤字会社なので銀行に対する借金はある。ただし、いきなりの破産はなくなった。 とはいえ、これは親会社がつくまえの状況に戻るということであって、自転車操業もいいところの、給料の遅配、無配どころか平社員のおれから金を借りるということになる。しかしながら、もはや二十年以上働いているわれわれはもうそれで転職する気もな

    おれの潰れそうな会社の現状について - 関内関外日記
  • 45歳独身男性・血液のリアル - 関内関外日記

    ここのところいろいろひどく精神状態がよくないのは一つ前の記事に書いた。メンタルがやられているのに銀歯まで取れた。そのうえ、さらに微熱がつづく。とはいえ、この微熱を意識し始めたのはコロナのころで、家に閉じこもって土日を過ごしていると、夕方あたりに必ずといっていいほど微熱が出る。それがずっとつづいている。土日に限らず、平日の夜も熱が出る。いよいよ、「医者で診てもらえ」ということになり、弱っているおれはなんとなく流されるように初めてのクリニックを訪れて、血液の検査などした。もちろんその結果を晒そうじゃないか。 わーっと早口の先生で、「自分の専門の循環器系では……」といろいろ説明された。あ、なんか鉛筆の✕は「これは原因ではないね」という意味のやつもある。で、当然、それぞれの数値についてもいろいろ言われたが、結果的には血液検査から熱発の原因はわからない、ということだった。「経過観察ですね」、「高熱で

    45歳独身男性・血液のリアル - 関内関外日記
  • おまえらの知らない鎌倉を歩く(GR IIIxの実用) - 関内関外日記

    おれは鎌倉市で二十年近く暮らした。おまえらは鎌倉の一部しか知らない。 「鎌倉には鎌倉駅か北鎌倉駅から行けばいいんでしょう?」と思っているのか? 違う。大船から行け。 湘南モノレールに乗るのだ。 そして、「西鎌倉」へ行け。「北鎌倉」ではないぞ。おれは昔、和装をした女性二人が「西鎌倉」で降りて、「えー、お寺とかないんですか?」とか言っていたのを目にしたことがある。ここにはない。しかしなんで、あえて「西鎌倉」を選んだのか。鎖大師へ行け。 西鎌倉駅前、ここは昔コンビニだった。ニートだったおれは早朝ここに週刊ジャンプを買いにきて、車で接触事故を起こした。 とにかく湘南モノレールだよ、兄貴。え、おれの兄貴って誰だ? SUZUKIYAはおれの身体を構成する品を供給していていたスーパー。 まあ、七分おきにモノレールはやってくる。 子供のころの外といえば、このロイヤルホストか昔対面にあったすかいらーくだ

    おまえらの知らない鎌倉を歩く(GR IIIxの実用) - 関内関外日記
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2024/02/04
    いい。写真も、「知らんがな」という個人史の思い出も。同じルートで夏にもやってほしい。写真のトーンが変わりそうで見てみたい。
  • 久々にカメラを持ってほっつき歩いたこと - 関内関外日記

    母に「もう身体が動けなくなった父が持っているカメラやレンズでいらないものはないか?」と聞いていたところ、二台のカメラと数のレンズが届けられた。そのうちの小さい方のカメラを持って、少し散歩した。LUMIXのなにかだ。十年くらい前のカメラだと思う。レンズはなんだろうか。標準レンズだろうか。 設定がなぜかすごく青被りしていたが、説明書もないので修正の仕方がわからない。モードを変えて無理やり撮る。 青被りを避けた。 設定をいろいろいじっていたのもあるが、電池の減りが早い。 カメラは体が小さすぎてストラップもなにもつけていないので、いつ落としてもおかしくはない。 小さいカメラといえば、おれはiPhoneで十分という気もするのだが、やはりカメラという「もの」は悪くない。 それにしても近所。まあ、このご時世、横浜から江ノ島あたりにいくのもはばかられる。 海が見たい。 マンジュシャゲの花の咲く季節にな

    久々にカメラを持ってほっつき歩いたこと - 関内関外日記
  • GR IIIxファファファファーストインプレッション - 関内関外日記

    「究極のスナップシューター」GR IIIxを買った。スナップをシュートしに行こうと思っていたら、朝から雨が降っていたのでちょっと散歩するのはやめた。 しかし、競馬の最終レースが終わり、東スポを買いに行くとなると雨がやんでいた。 とりあえず、ポケットにGRをいれてちょっと離れたコンビニに向かった。 設定もなにもない、とにかく操作を知ること。 しかし、操作は難しかった。おれの手は「こどもみたい」と言われるくらい小さいのだが、それにしてもカメラが小さい。そこそこ大きいレンズ交換式のα65に慣れているので、どうにも小さい。 そんでもって、ADJ(露出補正)レバーに指がひっかかって、EVがすごいことになっていたりして、なにが起こったのかわからなかったりした。 40mm単焦点がどうかというと、これはとてもいい。あ、単焦点というのはズームとかできないということです。不便に思いますか? しかし、これがたま

    GR IIIxファファファファーストインプレッション - 関内関外日記
  • 冬の動物園を撮る(GR IIIxの実用) - 関内関外日記

    手取り19万円のおれは14万円のコンデジを買った。RICOH GR IIIx。最強のスナップ・シューター。ロマンスのビッグ・ヒッター。 おれは人間が無作為に作った自然が好きだ。作為で完成された完成品も悪くはないが、人間が手を入れることで自然とそうなってしまった結果が好きだ。 人工でもなく、自然でもなく。 冬に咲く花もある。 壁の花は人工なのか、自然なのか? これは人工物。 信仰の起源を見た。 これは美しい人工物。 この「頭上」があるだけで、このあたりに住んでいて悪くないと思う。 破壊と混沌。 寿町にそびえ立つパチンコ屋。 冬の街路樹。 まいばすけっとのフォント。 売っているのは鶏肉。 レッツゴードンキ。 華隆餐館が有る限り、目の前のラーメン二郎 関内店に入ることは出来ない。辛いのをべるとお腹がどうにかなる可能性があるので五目刀削麺。自動刀削麺マシンが二枚刃で麺を作る。熱いのでお気をつけく

    冬の動物園を撮る(GR IIIxの実用) - 関内関外日記
  • M-1より注目 水曜日のダウンタウン「スベリ-1グランプリ」の衝撃 - 関内関外日記

    おれにはいろいろ書きたいことがあるし、書かなきゃあかんこともある。見なければいけないものもあるし、そんなに時間はない。勝手に時間はない。 でも、ネットであまりにも話題になっていないのではないか、ということがあるので、少なくともおれの読者十数人には伝えたく、ここにメモする。 水ダウの「スベリ-1GP」、これである。地下芸人に精通した芸人が推薦する、一番おもしろくない芸歴16年以上のピン芸人に偽の賞レースに出場させて、だれがいちばんおもしろくないか決める戦いである。 「なんか、おもしろくない人を笑いものにして、いじめている企画では?」という意見もあるだろうか。しかし、そんなものを吹き飛ばす威力がS-1にはあった。なにせ、なんというか、「笑いものにする」レベルでもない、当の「笑えなさ」があるのだ。「逆におもしろい」とか、「ちょっとこれは健常者ではないのでは」とか、そういう要素がない。お笑い芸人

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  • 大谷翔平に関する記事で一番好きなやつを紹介したい - 関内関外日記

    メジャーリーグのオールスターでホームランダービーに出た。番では先発投手であり、一番打者だった。大谷翔平はとどまることをしらない。 そんな大谷翔平についていろいろな記事が書かれている。プレーの内容や打ち立てた記録のほかは、もっぱら「アメリカの反応」的な記事が多く、大谷翔平のプライベートに関する記事などはあまり見ない。当に野球に専念していて書くことがないのか、マスコミもこの稀代のヒーローについて余計なことを書きたくないのかわからないが。 でも、たまにちょっと毛色の違う記事も出る。おれが好きなのはこの記事だ。消えてしまうともったいないので、一部引用して、残しておきたい。 www.sanspo.com ときは2016年、大谷渡米前の話である。記者は偶然、飛行機で大谷翔平の隣の席になる。機体が動き始めると、大谷はすぐ眠りについた。そして、飛行機が目的地の羽田空港に近づくと……。 そして約1時間半

    大谷翔平に関する記事で一番好きなやつを紹介したい - 関内関外日記
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2023/03/15
    ワロタ。
  • 部屋の中で紛失したiPhoneを探す方法について - 関内関外日記

    いま、部屋の中で見ていた、iPhoneが、なくなる。そういうことがある。だれにでもある。そこに置いたのか、ここに置いたのか、ちょっと置いたのか、どこに行ったのか。なに、ちょっと置いただけだと思う。三分、五分、十分……。だんだんやばい感じになってくる。ちょっと汗が出てきたりする。 いや、いまのいままで使っていたのだ。どこか外に落としたはずもない。ん、いま、洗濯機を回しているぞ。まさか、ポケットに入ったまま? いや、ありえない、ありえないけど、心配になる。Bluetoothのイヤホンで接続を試みる。つながった音がした。ある、部屋の中にある。それはわかった。わかったが、おれのイヤホンの操作からではiPhoneを鳴らすことができない。 そうだ、iPhoneiPhoneを鳴らせばいいのだ。前に「外で」落としたときも、「探す」アプリで発見できた。よし、古いiPhone SEを探そう。あれはもう電池が

    部屋の中で紛失したiPhoneを探す方法について - 関内関外日記
  • 南直哉『恐山 死者のいる場所』を読む - 関内関外日記

    恐山: 死者のいる場所 (新潮新書) 作者: 南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/04/17 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (16件) を見る 南直哉というと、このあいだキリスト教徒との対談を読んで知った人である。 goldhead.hatenablog.com 「禅と福音」とあるように、曹洞宗の禅僧である。それも、寺の子に生まれたというのではなく、生と死の問題を追求したく出家し、永平寺で二十年修行した禅僧である。テーラワーダの僧侶すら「職業的に就職している」というようなことを言い放つ僧である。職業訓練校的に住職になるためではないサンガを作ろうとしたくらいの僧なのである。 そんな禅僧がなぜ、「恐山」なのか。経緯については書で述べられているが、恐山菩提寺の院代(住職代理)だったからである。おれはまったく知らなかったが、恐山は

    南直哉『恐山 死者のいる場所』を読む - 関内関外日記
  • 投資とかしたけりゃすりゃいいだろ、ただし個別銘柄はやめておけ - 関内関外日記

    このところ投資の話をよく見かける。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp おれはというと、「すぐに競馬に使えないようにお金を避けておく」という、非常に高い意識でもって、気が向いたらポイポイ証券会社に入金して、チョイチョイ投信を買っている。自動的な積立とかはしていない。半自動的だ。もちろん、貧乏人なので少額もいいところだ。 一番適当につっこんできたiシェアーズなんたらが一番稼いでくれている。悪くない。というか、投資信託は、ロシア関連かメルハバ(トルコ)でも買っていない限り、そんなに損しないような気がする。おれの思い込み。あと、メルハバは昔持っていたけれど、なにかよからぬ雰囲気を感じて手放した。あと、上の銘柄も「適当」なので、適当です。同じようなやつとか整理しろとか、いろいろあるかもしれない。あと、ノーロード、私の好きな言葉です。 まあ、とにかく「競馬に使って

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  • 和歌山の加太へ、わさびスープを食べに行く - 関内関外日記

    特急サザンは南へと向かう。 ザ・和歌山。 和歌山市駅を見下ろすおれ。 ビールだろ。 明け方、目を覚ます。外を見る。赤い電車だ。 はい、赤くはないけど「めでたいでんしゃ」。四色ある。 車内は海感あふれる。吊り輪は木製。 シートも魚介類。 海沿いを抜け、なんか山に入ったな、とおもったら到着。 ここはどこ? 加太。 観光地、加太。「かだ」と読みます。 前期のアニメなのに劣化が激しい海の街。『サマータイムレンダ』は録画してある。 弁当にバイキンマンは大丈夫なのか? ロングサイズだぜ。 タバコ吸いたくなるぜ。 ネコの国と正義を求めよ。 天草を干している。 犬には吠えられる。 海が近い感じ。 倉庫みたいな感じ。 ヨクキク。 今日、お好み焼きべません。 ここは紀州加太浦。 鳥居が見える。 淡嶋神社きたー。 ネコの国、ではない。 お参り。……ところで、左右に見えているのは? うおー。 これは。 いった

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  • そうだ、(今こそ?)京都、行こう ―黄金頭さん、東寺に参る - 関内関外日記

    平日、京都、新幹線で来ました。 京都駅、こんなんなってん。 来たのは中学生のころの修学旅行以来だから、ようしらんでな。 この暑いなか、この階段をダッシュして登りはじめる中学生か高校生男子を見て、若いなーと思う。彼らも修学旅行生だろうか。こっちはもう、エスカレーター乗ってるだけで暑くてかなわん。 ひょっこり京都タワー。 なんかこんな空間。 こんな物体。 しっかり京都タワー。行きませんでした。行けばよかったかも。 牛カツ。その土地その土地の名物ってなに? みたいなところはあるが、おれにはよくわからん。京都なら京野菜? しかし、関西なのか牛肉の店が多いようにも。写真の色合いが悪いのはおれのせいで、肉はもっと赤々としていた。……え? ジビエじゃないし。 はい、いきなり五重塔。 殺されたりしない鳥。 「社会を明るくする運動」が街の景観を損ねている可能性運動。 はい、東寺。 人がいなーい。 ほんとにい

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  • 見知らぬ小学生にとつぜんエゴマの葉を二枚もらう人生 - 関内関外日記

    金曜日の夕方、おれは自宅アパートの近くで自転車を押して歩いていた。短い階段や未舗装の路地などあって、おれは帰宅の最後、自転車を押して歩く。 いきなり、人の姿が現れた。しゃがんでいた子供が、立ち上がったのだ。一軒家の敷地内である。低い塀がある。 そのまま通り過ぎようとすると、声をかけられた。小学校低学年くらいの女の子だ。手に何かを持って、こちらに差し出している。 「エゴマ」 手には葉っぱを持っていた。 「エゴマ?」 と聞きかえす。 「あげる」 という。 「どうも」 とかえす。 おれは二枚のエゴマの葉を持ってアパートに帰った。 帰り、アパートの近く、近所の家の小学生の子からとつぜんエゴマの葉を二枚もらう。お礼は言ったが、なんだかよくわからない。 pic.twitter.com/3ZCiSfPupU— 黄金頭 (@goldhead) 2022年6月24日 エゴマの葉、二枚。 四十年と少し生きてき

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  • もう、ウィズ・コロナになっているんじゃあないか? - 関内関外日記

    月曜の朝から抑うつ(鉛様麻痺)におそわれて、午後になってようやく出社した。 会社の人の話。離れて暮らす弟さんがコロナに感染して、アパホテルで隔離生活をしていたが、退院(?)したという。ほぼ無症状で、弁当がまずいとか言っていたらしい。 これは、おれにとって一番近い(物理的にではなく)、新型コロナウイルス感染の話だと気づいた。会社の人の、家族(同居ではないが)。今までのおれは、その距離でのコロナウイルス感染の話は知らなかった。 今は、緊急事態宣言も、まんぼうもないのだっけ。でも、東京の新規感染者は、ひところに比べてたら結構な数字だ。 ずいぶん、ウィズ・コロナになってきたんじゃないか。そういう思いはある。あまり治安の良くない横浜の一角に暮らしているが、人々はほぼ100%(タバコを吸うとき以外)マスクをしているし、スーパーなどの入り口で消毒液を手に吹きかけたりしている(入り口より出口の方が自衛のた

    もう、ウィズ・コロナになっているんじゃあないか? - 関内関外日記
  • おれという不審者と、社会 - 関内関外日記

    blog.tinect.jp 寄稿いたしました。だいたいタイトルの通りのことを書いております。おれがそちらの文中に書いた不安心というものは、脚色なしの当のことであります。ぜひとも一読お願いしたく……。 読んだ? 読んだかなあ? 読んだよなあ? ……と、不審者丸出しで書いてみたところで、やっぱり思うんだが、不審者として生きるのはなかなかに面倒くさいことだ。つらい、とまではいかないまでも、面倒くせえ。いちいちおれのおれがまっとうな人間である証を立てながら生活しなきゃいけねえ。そして、強迫性障害的な要素のあるおれにとっては、その「いちいち」が、当に「いちいち」意識することなんだ。 たとえば今夜よぉ、今夜のことだけどよ、会社からの帰り道、ちょっと体調が悪くて、若干のろのろ自転車漕いでたんだ。電動アシスト付き、子ども乗せのママチャリにびゅんびゅん抜かされるくらいはさあ。そんで、おれがなにを考え

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  • 40代のおれは無敵で最強すぎるから直線でおまえらをぶっこ抜いてやる - 関内関外日記

    1979年に生まれたおれは、今年43歳になる。 どうせ俺らは早く死ぬ - phaの日記 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠 『自由』が『虚無』と化した先の人生の生きがいについて(あるいは個人主義と共同体主義の狭間で) - 自意識高い系男子 自分の人生に飽きたくない - インターネットの備忘録 40代話が流行っていたらしい。43歳になるおれは、人生の階梯を登ってきた同輩とはどうも違う。おれは20代前半から今に至るまで、仕事人生もなんら進歩していない。底辺の給与があったりなかったりして、夏暑く冬寒いボロアパートに単身で暮らしている。結婚もなければ、子供を持つこともない、なにも変わらない。朝、会社に行く。夜、帰る。土日、図書館に行く、図書館から帰る。競馬をする。毎日、酒を飲む。金はない。馬券は当たらない。精神障害は悪くなる一方だ。 ゆえにおれに20代も30代もなかった

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  • 精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記

    なぜ自然選択は、私たちをこれほど多くの精神疾患に対して脆弱なままにしたのだろう? これは価値のある問いであり、これに答えようとする試みによって、精神疾患に対する私たちの理解は深まるはずだ。これが、書のシンプルなテーマである。 「エピローグ」p.449 というわけで、『なぜ心はこんなに脆いのか』を読んだ。 なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学 作者:ランドルフ・M・ネシー 草思社 Amazon 読んでいる途中で気づいたのだが、この著者は『病気は、なぜあるのか』というの著者でもあった。 goldhead.hatenablog.com というわけで、おれはこのを「進化医学の中でも進化心理学を中心として、病気のなかでもとくに『精神病はなぜ、あるのか』なんだな」と思って読みすすめることにした。なにせおれは精神病の当事者、双極性障害(躁うつ病)の手帳持ちであって、なおかつ進化心理学

    精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記
  • 地獄の中にあって、せめて踊って死ね。それだけだ。 - 関内関外日記

    blog.tinect.jp またまた寄稿いたしました。 どうにも、精神障害者としてのおれが、精神障害者の先達の話を読んでも、ぜんぜん参考にならねえというか、そういう話です。 ですけどねえ、書いて終わって、掲載されて、あらためて思ったのは、今どきロールモデルも先達もなにもねえんじゃねえかってことで。そりゃあねえ、上場企業の正社員とか、医師とか弁護士とか地主とか、なんか問題なく生きられる地位を手に入れた階層にとっては、結婚し、家庭を作り、マイホームを手に入れ、子育てをし、やがて老後を……みたいなのがあるかもしれねえ。 でもねえ、おれみたいな精神障害者、というと範囲が狭くなるが、婚期もなにもなく底辺を這いつくばってきた就職氷河期の人間とか、先達がいねえんじゃねえのかとか。 いやね、おれだってね、小学生の頃とかにはね、「自分もいずれ結婚して、子供とか作って、マイカーとマイホーム買って……」って、

    地獄の中にあって、せめて踊って死ね。それだけだ。 - 関内関外日記