自然災害やコロナ禍など、自分の力ではどうにもならない困難が身近になってきた現在。それをどうとらえるのか、それぞれの心が問われる時代になっています。「災害などで同じショックを受けても、そこから徐々に回復していく人と、回復できずに深く落ち込んでいく人でその後の生活が大きく分かれます。そこで問われるのがレジリエンス(心の回復力)です」と、白川先生。 つらい体験をすると、人の心は逃げたり、闘ったり、凍りついたりしてそれに反応します。多くの場合、ストレスは跳ね返されて心は元の状態に戻ります。こうした回復力を「レジリエンス」といいます。しかし、限度を超えたストレスを受けると、心の状態はひずんだままで戻らなくなり、日常生活に支障をきたしてしまうのです。そうならないためにも、レジリエンスを育てることが大切。一度傷を負っても、レジリエンスを発揮すれば、心は元に戻るのです。 例えば、心をバネだと考えます。バネ
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