2018.9.25発行田中優無料メルマガより ▼なぜ「トリチウム汚染水」から「トリチウムを含む処理水」になったか 現在、「福島第一原発・汚染水タンク撤去後の放射性物質トリチウムを含む処理水の取扱いに関する説明・公聴会」が開催された。そのタイトルは「トリチウム汚染水」ではなく「トリチウムを含む処理水」となったのか。要はトリチウム以外にも取れていない汚染が含まれていたことがばれたからだ。 特に問題なのは放射性ヨウ素129で、この数は陽子と中性子の合計で、陽子の数が同じ数のものが同じ「ヨウ素」という物質名になるので、ヨウ素129はそれ以外の中性子が76個ということで、ヨウ素131なら中性子の数が78個になる。 今、福島で甲状腺の集団検査をしているのは、放射性ヨウ素が甲状腺に溜まって甲状腺がんや障害を起こす可能性があるためだ。そのうちこれまで調べてきたヨウ素131は、その半分がキセノンの放射線を出