少ない情報の中で、がんばれば何とかなると心に言い聞かせ、必至に時間と労力をかけても、行き先が間違っていては話になりません。しかし、現場にいる人では目の前のことで精一杯になっているため、現状を打開する一手を思いつくのは困難を極めます。そういった判断をできるのはやはり後ろにいる余裕のある人がすべきことです。一歩引いたところで合理的に判断し、目の前のことで一杯一杯になっている人を如何にして方向つけるかは、ラットレースをさせないために肝に銘じておくべきことだと思います。 思考の整理学 (ちくま文庫) 作者: 外山滋比古出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/04/24メディア: 文庫購入: 89人 クリック: 825回この商品を含むブログ (721件) を見る 1 ゆとりの必要性 ゆとりは無駄と同義的に見られがちです。なぜならゆとりが、いわば余剰で賄われているからです。ですから、通常時にお