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ブックマーク / georgebest1969.typepad.jp (92)

  • あんな慶応じゃ、駄目だ

    厳しいタイトルなのは承知の上である。でも、ぼくは「ああいう」のが一番嫌いで、醜悪だと思っているので、敢えて苦言を呈する。 盟友の香坂俊先生から「コンサルテーションの極意」というタイトルで、慶応大学のグランドラウンズに招待された。ここのところ多忙で(ほんと)講演のたぐいはお断り気味なのだが、香坂先生の依頼とあっては断ることはかなわない。二つ返事で承知した。 ぼくの前に、各科から15分程度のプレゼンテーションを受ける。最初は香坂先生自身であり、術前心疾患(冠動脈疾患)ワークアップの理念と実践について、相変わらず切れ味優れたレクチャーを受けた。 が、その後、ぼくはだんだん不機嫌になっていく。「コンサルテーションの極意」たるレクチャーの八割がたが、「俺様を呼ぶからには、最低これだけはやっておけよ」レクチャーだったからだ。 研修医に一番嫌われる指導医とは、厳しい指導医でも、細かい指導医でもなく、「一

    dr_kenta
    dr_kenta 2013/02/17
    RT @misahyaku: 母校の批判。これで先生方の考え方が変わるなら全然ウェルカム。学生の声は「事情が分かっていない」と一蹴されるから(確かに分かっていないことだらけだけど、感じることはたくさんある @georgebest1969
  • CTとりすぎに対する注意

    うちの初期研修医の送ったメッセージの抜粋です。 ムダな検査が増えると当にCTを必要としている患者の検査が遅れますし、患者搬送時の急変など事故の原因にもなります。放射線曝露の問題も無視できません。 また、CTは(ほかの検査同様)自動販売機のようにオーダーボタンを押すと結果が出てくるものではありません。間には検査技師さんの多大な労力をお借りしているという点にも謙虚であるべきです。「とりあえず評価したい」といういい加減な理由ではなく、患者にとって当に利益があるのかをよく考え、上級医とよく相談してからCT検査をオーダーするよう心がけてください。 特に問題のあるパターン 1. レントゲンで肺炎が診断されているのに、「ついでに」胸部CTを取っている(膿胸など合併症を疑う場合はこの限りにあらず) 2. 腹痛など「腹部CT」が必要なのに「ついでに」胸部CTも追加している。 3. 「意識障害」に「とりあ

    dr_kenta
    dr_kenta 2013/01/31
    CTとりすぎに対する注意
  • 慣行と規則 記事引用を考える

    先日、日経メディカル記事を批判したが、そのとき問い合わせが来た。僕は取材を受けたときに記事のゲラを必ず事前にチェックするよう要請するが、メディアによってはそれを嫌がるところがある、というのである。 存じている。僕も「そういうことは、しないことになってるんですけどねえ」とゲラのチェックを拒まれることがある。 しかし、それは慣行であって規則ではない。 僕のような人間が大学で生き延びていくためには、「規則か慣行か」を明確に区別して議論することが必須である。世の中には「しくみ」を熟知することでその組織で生き延びていく人がいる。何十年もそこにいて、組織の構造も慣行も不文律も人間関係も熟知してその場をすいすいと生きていくのである。僕のように大学就職4年目みたいなヒトは「空気を読まず」、知識を持たず、「それは規則ですか?慣行ですか?」と空気の読めないふりをして問い続けることが大事になる。規則であれば、大

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/12/02
    RT @tamune_bot: まさにそう思う。が、チェックが遅い場合はどうだろう。原稿落とすのはアウトだし… あ、そういう人には依頼したらダメなのか。 依頼した時点で編集部のミス?(身に覚えあり) |慣行と規則 記事引用を
  • 足し算とポリファーマシー

    人は足し算の理論に弱い、、という話をした。足し算の最たるものがポリファーマシーである。 そのポリファーマシーをまとめたが徳田安春先生の編集で出版された。ぼくが知る限り、日で初めての試みであり、世界でも例が少ない。 当に、日ではポリファーマシーは深刻な問題である。その理由は、医者側にも患者側にもある。 1.検査を正常化しようとする。異常値は全部直さないといけないと信じている。 2.臨床的アウトカムを吟味しない。 3.薬のリスクを吟味していない。 4.薬の相互作用を吟味していない。 5.他科の診療に関心がない。お薬手帳をチェックしていない(薬剤師も)。 6.患者が薬をやたら欲しがる。 などなどが、日の病理である。 書は日のポリファーマシーをあちこちから吟味しており、非常に役に立つ。ぜひすべての医学生、薬学生、医師、薬剤師、ナース、できれば患者など多様な人達に読んで欲しいと思う

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/11/26
    RT @georgebest1969: 足し算とポリファーマシー
  • 19世紀的感染症診療と、21世紀の感染症診療

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/09/30
    RT @georgebest1969: 19世紀的感染症診療と、21世紀の感染症診療
  • 夏に病気を起こすウイルス

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/09/24
    RT @georgebest1969: 夏に病気を起こすウイルス
  • 海産物に由来する感染症

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    dr_kenta 2012/05/30
    RT @georgebest1969: 海産物に由来する感染症
  • 豚の生食と感染症

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/05/30
    RT @k1h: 豚の生食と感染症 - 楽園はこちら側
  • 病院総合医の臨床能力を鍛える本

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/05/26
    RT @ymori117: 岩田健太郎先生のブログ「本書を読むのが研修医ならば、「おれもこんなふうに学びたい」と願うだろう。それが指導医たちならば、「おれもこんなふうに勉強するんだった」とため息をつくであろう。ぼくはた
  • なぜ男は助産師になれないのか

    通常、就労の男女差別はあってはならない。しかし、制度的に男女差別が公に行われている領域がある。それが助産師の領域だ。その根拠に「生理的な嫌悪感」とあるけれど(ほんとかな)、これは差別感情の公認である。こういう無茶苦茶なことが法的に認められているのは驚きだ。 もちろん、妊婦が女性の助産師を希望するのは、嗜好の問題だからかまわない。女性の医師を望んだり、女性の美容師を望んだりするのと同じである。しかし、嗜好の問題であれば逆の可能性も認められるから差別は回避されるのである。男性の医師を望んだり、男性の美容師を望む人がいて、その嗜好が尊重されていればそれでよいのである。これを一意的に法的に規制するのが問題なのだ。 こういう話をすると、男性の助産師だと女性の付添が必要で、マンパワー的に云々という反論がかえってくる。でも、ぼくは内科医だけど女性患者を診察するときは必ずナースが近くにいて、ぼく一人で診察

    dr_kenta
    dr_kenta 2012/03/08
    RT @chirin2: この間、若い女性研修医の直腸診を「死んでも嫌だ」と拒否した男子高校生がいた。そういう個人の選択ではなくて、制度としての問題を指摘した岩田先生のブログ→ RT @georgebest1969 なぜ男は助産師にな
  • 日本感染症界の歴史、まとめました。

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    dr_kenta 2012/01/13
    RT @georgebest1969: 日本感染症界の歴史、まとめました。
  • 楽園はこちら側

    dr_kenta
    dr_kenta 2011/09/07
    RT @georgebest1969: 亀田総合病院総合診療・感染症科マニュアルでました