古本屋で新潮45の2018年8月号を購入し、例の杉田水脈氏の論考を読んでみました。タイトルは「「LGBT」支援の度が過ぎる」です。 学生指導するつもりで、ちょっと厳しめに読みました。 1 「この1年間で」LGBT報道がどれだけあったかを検索したそうだが、いつからいつまでの期間を検索したのかが書いていない。「7月8日現在」とあるので、2017年7月9日からの1年、などと推察はできるがちゃんと明記すべき。 2 報道数が毎日、朝日、読売、産経の順番だったことを受けて「朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道するのが好きなようです」と書いているが、そもそも報道数から支援的な内容かどうかは判定できない。批判しているのかもしれない。読売だって159件も報じているのだから、相当数の報道とも言える。データからの推測が甘い。 3 LGBTは差別されてい