2011年11月06日01:17 カテゴリ社会・世界情勢 みずから独裁への道の敷石となる者 大阪府教育基本条例案とわたし ある新聞の記者さんから電話がありました。 「大阪府の教育基本条例案についてお話を伺いたいのですが」 わたしはこうお答えしました。 「ばかばかしすぎて、ちゃんと報道を追ってないのです。ですから、まとまった意見らしいことは申し上げられそうにありません、ごめんなさい」 けれど、電話を切った瞬間、自分の声が澱(おり)のようなものとなって沈んでいき、心のどこかにひっかかりました。それから何日かたったある日、別の新聞社から同じ取材依頼の電話がきました。こんどは受ける気になりました。あの断った取材が気になっていたからです。そして初めて大阪府教育基本条例案を読み、澱の正体がわかった気がしました。 条例案の7割は、いかに「問題教師」を排除するかに文言を割いていました。教育委員会への、敵愾