6月16日「思想地図」シンポジウム「公共性とエリート主義」@紀伊国屋サザンシアター。パネリストは東浩紀、北田暁大、姜尚中、宮台真司、鈴木謙介。一目瞭然の豪華なメンバーだけど、正直、豪華であるからこそ、適度なところで「しゃんしゃん」になるんじゃないの? と予想しておりました。でも全然そんなことなかったです。きわめてスリリングでした。 宮台さんが繰り返し言及していた「トータリテート(全体性)」の概念は非常に込み入っているので簡単に批判できるものではない、ということは感じました。しかし少なくとも東さんとcharlieの宮台さんに対する批判は、その複雑さを理解した上でなされていたと思います。で、あくまで私の理解のかぎりにおいて(どう考えても理解不足なので、以下に述べることをもって各氏の議論がこうであったと断定してほしくはないのですが)、宮台真司と東浩紀のあいだで交わされた議論について、まとめておき