2015年4月25日。富士山の裾野、キャンプ場の一角で開催された手作りフェス。本番開始直後からのあいにくの雨の夜、髪の毛から水を滴らせながらも、微笑みを浮かべてキーボードを弾き、歌うNeat'sがいた。彼女の前には、Neat'sの音世界をワイヤレスヘッドフォンを通じて聴き入る150人の静かなる観客たち。その光景はなんとも異様なるも、信じられないほど心地の良い空間が広がっていた。 メジャーレーベルを離れて以降、音源からアートワーク、ビジュアルワーク、通販の梱包からSNSでのプロモーションまで、すべてをDIYで手がけてきたNeat's。CINRAの連載『早く人間になりたい Neat's(26歳女子)』ではプロジェクト初期から彼女を追っているが、一時期は自分を見失いかけた彼女が取り戻したのは「自分の心に素直になること」。持ち前の感受性を活かして、国内でもほぼ前例のない、野外でのヘッドフォンライブ
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