ケンメリが偉大過ぎて過小評価の2代目ローレルを振り返る 1972年に登場した2代目ローレル。このC130型はC110型スカイラインの姉妹車であり、つまりは「ケンメリ」と姉妹関係にある。だがスカイラインはすでにブランドが確立されており、老若男女問わず認知されたモデル。昔からスカイラインは特別であり自由の象徴であり、当時のヒエラルキーで言えば平社員がサニー、課長がブルーバード、部長がスカイランとはならずにローレルとなる。 なぜなら、社長がセドリック(セドリックスペシャルの後継車が初代プレジデント)だから、学生からおじさんまでが好きなスカイラインは別格として、ブルーバードとセドリックの間にはどうしてもローレルの存在が必要だった。さらに付け加えれば、スカイラインとグロリアはプリンス自動車で生まれた車種であり、日産からしてみれば他所のブランド。それゆえにローレルの名前が日産にとっては重要なのだ。 当