オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」のロゴ(2012年12月4日撮影)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE 【8月7日 AFP】オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」を運営するウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)は6日、インターネットの検索結果から個人情報の削除を求める「忘れられる権利」を認めた欧州司法裁判所(European Court of Justice、ECJ)の判決について、ネット上に「記憶の穴」を生み出すものだとして批判した。 同財団のライラ・トレティコフ事務長はブログへの投稿で、判決は「世界の人々が個人や出来事についての正確で検証可能な記録に自由にアクセスできる能力を弱めるものだ」と指摘。「ウィキペディアへの影響は直接的で甚大だ」と付け加えた。 トレティコフ事務長によると、判決はリンクの検閲に