世界自然遺産の北海道東部知床半島の羅臼町の沖合で、観光船の関係者が体の白いシャチが泳いでいる姿を撮影しました。 観光船のガイドの女性によりますと、シャチとの距離は最も近いときで50メートルほどだったということです。 撮影された映像からは、シャチが数回海面から姿を現して泳いでいて、頭から背びれのあたりまでのほとんどが白いことが分かります。 羅臼町の沖合では、ことし5月にも北海道大学などの研究グループが白いシャチを撮影していて、国内で確認されたのは初めてではないかとみられています。 撮影した「観光船はまなす」のガイド、杉田知香さんは「見つけた時は手足が震えるほど興奮しました。こういう話題で羅臼がさらに知られるとうれしいです」と話していました。