「自分は本物じゃない」と悩み続けた。カンムCTO 伊藤友気 東京大学工学部に在籍し、大学2年生でプログラミングを始め、すぐに頭角を現した伊藤友気さん。在学中より、フリーランスのソフトウェアエンジニアとして活躍してきた。 「どう活動すれば業界に認めてもらえるのか。ひたすらオープンソースの改善に取り組んで、エンジニアのコミュニティに顔を出していました。…ただ、たまたま要領良く自己プロデュースできただけ。評価が上がれば上がるほど、自分の実際のレベルとの差を感じていました。外で活動する僕よりもずっと優秀な同級生が大学でプログラミングなどの技術をさらに高めている。彼らのほうがずっとレベルが高い。“本当に評価されるべきは自分じゃない”と思っていました」 当時を振り返り「コンプレックスの塊だった」と語る。 「技術を突き詰める彼らこそが『本物』。仮にいま自分が評価されていても、彼らが世に出たら、いつか自分