トヨタ自動車が新たな高みに登る。純利益2兆円――。11月5日に通期の業績見通しを上方修正し、新たに打ち出した数字だ。 2014年9月期の中間決算は、営業利益が前年同期比7.7%増の1兆3519億円と中間期として07年9月期以来7年ぶり、純利益は12.6%増の1兆1268億円と2期連続で最高益を更新した。通期ベースでも純利益は2期連続で更新し、日本企業として初めて2兆円に到達する見通しだ。 上方修正は円安のおかげ 中間期の販売実績は、消費増税の反動減が続く日本やタイの落ち込みを好調な北米の伸びでカバーし、連結ベースで9000台増の447万7000万台。中国を含むグループ総販売台数は、約5万台増加の503万2000台となった。原価改善や円安効果もあり、営業利益率は10.4%まで向上している。 一方、通期の連結ベースの販売計画は従来計画から5万台減となる905万台へ修正。中国も減速しており、グロ
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