「『少しなら大丈夫』が一番危ない。認知症なら車に乗ってはいけない」。大阪府在住の男性(76)が取材に応じ、高速道路の逆走経験を振り返った。 〔関連トピックス〕認知症 4年前。大阪から鹿児島へ引っ越そうと、友人の運転するトラックに家財を積み込み、軽乗用車で追走した。男性は現在認知症で要介護3の認定を受けているが、当時はまだ認知症とは気付いていなかった。 夜、中国自動車道を走っていたとき、山口県内で突然、友人のトラックなのに「暴力団員の車だ」と激しい恐怖を覚えた。そして、ただ逃げたい一心でハンドルを思いっきり切り、Uターンした。逆走を始めた車に周囲は大混乱となったが、男性は必死に逃げ、サービスエリアで警察に発見された。今でも、なぜそんな妄想にとらわれたか分からない。
![「暴力団員の車だ」妄想で高速道路を逆走 認知症男性が恐怖体験を告白:イザ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bf053db8105e1db885d968c3cc75814f68df1c4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fprt.iza.ne.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv1%2Fiza_ogp.jpg)