民主党の小沢一郎元代表は28日、岩手県庁で達増拓也知事と会談した。東日本大震災後、小沢氏が地元入りするのは初めて。小沢氏は「(国が)莫大(ばくだい)な予算を投じないと復興できない」と述べ、支援に向けて政府に働きかけていく考えを示した。 小沢氏は「被災した自治体が額と使途を自由に使えるような仕組みを(政府に)考えてもらいたい」と強調。達増知事は「国には復興支援に関する立法、予算化を迅速に進めてもらいたい」と要望した。会談には山田正彦前農相のほか、岩手県選出の衆参国会議員4人が同席した。 小沢氏は衆院岩手4区選出(奥州市など)で、津波で壊滅状態となった陸前高田市は中選挙区時代の地盤だった。