SOHO向けのルータを乗っ取り、そのネットワークをスレーブ化することで構築した、DDoS用の大規模なボットネットの存在が明らかになった。 サイバーセキュリティ企業Incapsulaが米国時間5月12日に公開したレポートによると、SOHO向けルータのセキュリティまわりの運用が厳格でないために、大量のルータが乗っ取られ、ボットネットのネットワークを構成するスレーブシステムとして悪用されているという。 「Imperva Incapsula」サービスの提供を受ける数十の顧客は最近、乗っ取られたルータで構成されたDDoS用のボットネットから、アプリケーション層に向けた一連のHTTP Flood攻撃を受けた。こうした攻撃が2014年12月に初めて検出されて以来、Incapsulaはこの攻撃を軽減しようと取り組んできている。しかしこの30日間で、それまで記録されていた数の倍にあたるIPからの攻撃を受け、
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