【ジャカルタ=西山幸太郎】インドネシア出張中の橋下徹・大阪府知事が16日、ジャカルタ市内の中高一貫校を視察し、国歌斉唱を披露する一幕があった。 府議会では3日に教職員に国歌の起立斉唱を義務付ける全国初の条例が成立したばかり。橋下知事は同校のホールで教員や生徒ら約60人を前にあいさつし、「日本では、戦争を思い出すという理由で国歌を立って歌わない教員がいる。僕が立って歌えというだけで、大問題になっている」と話した。学校側から「そんな教員がいたらクビ」との声が上がると、知事は「僕も(別に処分条例をつくって)クビにしようとしている」と応じた。 教員らは、インドネシアの国歌を全員で歌い出し、橋下知事にも日本の国歌を歌うよう提案。知事は同行した府職員らと一緒に立って君が代を歌った。 知事は斉唱後、報道陣に対し、「これが普通じゃないですか。日本のばかな主張をしている教員や有識者に、(インドネシアの)こう