ここまでもところどころで触れてきましたが、対数がなんの目的で作られ、どう役に立つのか、その意義について、ここでまとめておきましょう。 小さな数で大きな数を扱える 対数を扱う意義のひとつは、小さな数で大きな数を扱えるということです。指数をもとの数の代理人にたてて扱う対数は、きわめて巨大な数でも、扱いやすいはるかに小ぶりな数でシミュレートすることができ、また小数の指数で細かく小刻みに制御することで、それを精密に行うことができます。これは、逆に1の反対側(マイナスの指数)で桁を深く掘り込んだきわめて小さな小数についても同じです。これによって対数は、テコの原理のように、あるいはプロジェクターやプラネタリウムの映写の原理のように、手元の手頃な数を使って、マクロやミクロの世界の、巨大あるいは極小の数の現象を自由に操作することができます。 さらに、それらの、きわめて巨大な数や、きわめて微細な数も、扱いや
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