私がお邪魔するブログにて、 『始まりの木』についてを話題にする方がおられたので、私も…と手に取り読んでいるところです。 始まりの木 (小学館文庫) 作者:夏川草介小学館Amazon民俗学を真摯に研究する、頑固で偏屈な民族学者「古屋」と、門下の院生「千佳」のフィールドワークを物語った作品です。 現代にかろうじて残されている「民俗学的な聖地」を尋ねる二人。 そこで織りなされる人との交流、さらには人ならざるものとの交流が描かれています。 古くから自然の中や、またその営みの中に神聖なものを見出してきた日本の人たち。 地域のなかで守られてきた風習や、生活の智慧を大切に伝えてもきたのです。 しかしそれらは、産業の発達、経済優先の生き方、成長のために走り続ける日々の中で急速に輪郭を失い、朧げにかすみ、姿を消しつつあるのです。 それらに価値を見いだし研究したとて、就職には全く貢献しない。 それを知りつつ、
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